最近は読んでませんが

2018/05/17

こんにちわ。
最近ワイヤレスイヤホンを購入しました。
これでマスクをしてからイヤホンするか、イヤホンしてからマスクするかのジレンマから開放されました。
冬場にマフラーを取る時にハラハラすることも無くなります。
マフラー外す時に気付くんですよね。マフラーの上からイヤホンしてたことに。
奇跡的に引っ掛からずに外せるのでは!と無駄なギャンブルももう必要ありません。
未来のアイテムですね。万博万歳、人類の進歩と調和。
そんな便利グッズを導入しました、赤外線とBluetoothの違いが分からないユーサクです。
ポケモンも通信ケーブル世代なもんですから。

大体いつも自分の興味ある物を紹介しているんですが、
今回は小説です。
高校生くらいの時に友人から森博嗣を借りてから、小説にハマりまして、
暇なときは結構読んでました。もちろんビブリオマニアの方々に比べれば
全く及ばないレベルなのですが、読んできた中で僕なりに面白いと思った作品を紹介させてください。

・そして二人だけになった
森 博嗣 (著)
先程話しに出ました、友人に借りて読んだ初めての森博嗣作品です。
小学、中学の読書感想文が苦痛でしょうがなかった僕の小説に対する価値観を
吹っ飛ばしてくれた作品です。学校から帰って軽い気持で読み始めたんですけど、
先が気になっちゃって結局一晩で読んでしまいました。
密室殺人の推理ものなんですけど人間関係とトリックが面白くて、
小説なんかほとんど読んだこと無い僕には衝撃の作品でした。
これがきっかけで近所の図書館にある森博嗣作品は全て読みましたね。
基本的に密室殺人が起こるコナンくん的な展開になるのですが、
トリックの発想が面白くて毎度驚かされます。森博嗣作品を読み過ぎると他のミステリィ作品のトリックに
物足りなさを感じることすらありました。他の作家のミステリィ読んでて「犯人は分からんけどトリックはこうだろうな」とかが分かった時はガッカリでした。
シリーズものが多い作家さんですけど、この作品は単発なので、オススメです。

・小生物語
乙一 (著)
多分一番好きな作家さん。乙一名義で世に出ているのは全部読んでる気がします。多分。
その中でも一番面白かったのがこの小生物語です。正確には小説ではなく、サイトに上がってた日記のまとめになるのですが、
乙一が自分を「小生」という架空の人物として日常を若干?誇張して書き綴ってるのです。
日記の端々から乙一のクレイジーな発想がにじみ出ていて、何度読んでも面白いです。
その当時の映画や漫画などに触れてたりするので、
2005年前後くらいのサブカルチャーが好きな方はピンとくるネタが多いかもしれません。
元々映像がやりたかったらしく、小説はもう数年に一冊とかのペースでしか出ないので淋しいですね。
どの作品も意表をついてくるので、素直な僕は気持ちよく騙されます。デビューが若かったためか、
読み返すと初期の作品は文章がちょっと雑ですけど、読みづらいとか、不快な気分には一切ならないので
本人の良い人柄が作品に出ているのではないかと勝手に思っています。
乙一作品は短編が多いのですが、短い中にグっと来る物語を詰めてます。
もっとたくさん読みたいですね。乙一氏と友だちになりたい。むしろ乙一になりたい。そのぐらい好きです。

・ペンギンハイウェイ
森見登美彦(著)
「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話体系」が代表作の京都出身の作家。
京都が舞台になる作品が多いので、京都出身、京都好きな方にはピッタリです。
ちょっと昭和チックなキャラクターと文脈で独特な世界観を出す作品が多いです。
SF(すこしふしぎ)要素が入ってきても違和感の無い世界が心地いいです。
このペンギンハイウェイは変な少年と不思議なお姉さんとのやり取りが主軸の物語で、
何とも説明しようがないです。ストーリー中も起る事象に対して別段詳しい説明が無いので
結局なんだったの?と聞かれると何も言えません。ただ、読後はとても爽やかな気分になります。
雰囲気と小気味好い会話を楽しめればよいのだと思います。読後の余韻もいい感じ。
今度劇場アニメ化されるとか。

・終末のフール
伊坂幸太郎(著)
何読むか迷ったら伊坂幸太郎作品読んどけば間違いない!っていうくらい安定感ある作家さんです。
映像化作品も多く、こちらもハズレがなく面白いです。
「終末のフール」はもうすぐ隕石が落ちてくるっていうアルマゲドンな世界で残りの人生を
どう生きるかをオムニバスで描いている作品です。どんな状況でも自分を見失わずにいれたら、
楽しみも見えてくるものなのかもしれないなぁと思いました。

・海の底
有川浩(著)
突然変異のでっかいザリガニが大群で襲ってくる中で、潜水艦に逃げ込んだ少年少女のお話。
「海の底」は、「塩の街」「空の中」と並んで「自衛隊3部作」とかいわれてます。
ですが軍隊の話ではなく、過酷な世界で登場人物の心理や行動を追求している作品だと思います。
映像化された「図書館戦争」が目立って有名ですが、僕的にはこちらの方がおすすめです。

・凍りのくじら
辻村深月(著)
藤子F不二雄先生が大好きなんだろうなーとか思いながら読んでました。
ストーリーに絡んでドラえもんの道具が出てくるので、親近感沸きます。
とはいえ子ども向けの明るい話しではないので、というか鬱々とした心理描写があるので、
苦手な人は苦手やもしれません。
この作家さんの描く女性はドライなキャラが多いように思います。
この方に限らず、「女性の作家さんが書く女性」と「男性の作家さんが書く女性」はやっぱり違いますね。勝手な印象です

 

10代後半から20代前半に読んだものが多いです。
紹介したもの見返すとやっぱり若い人が好きそうな作品に偏ってます。
近頃はちっとも読めてないので、月に1冊でも読めればいいなと思います。

洋書は翻訳する方次第で結構面白さが変わる気がしてあんまり読んでません。
オススメあったら誰か教えてください。

g-styleまだ発足して間もありませんが、
徐々に皆さんからのオーダーいただけるようになっていければと思っております。
お見積りやご相談など、お困りの案件ございましたらお気軽にご連絡頂ければ嬉しく思います。
ご期待に応えれるよう尽力いたしますので。

それでは。